理事長所信


 
 はじめに
 2017年度倶知安青年会議所は、創立より60年という歳月を経て還暦を迎え、創立時と全く同じ干支で歩む記念すべき1年となります。1957年に倶知安青年会議所は志高き36名の青年により創立、3年後の1960年には全国で192番目の青年会議所としての認証を受けました。以来日本経済の成長と共に数多の先輩諸氏が駆け抜けてきたその足跡は、今も色褪せることなくこの地域で輝き続けています。必ず訪れる今日という一日をこの地域で生活し、また活動に邁進できるのは、先輩諸氏の軌跡という金剛不壊の基盤があるからです。激動の時代を翔き続けてきた60人の歴代理事長と先輩諸氏に心より感謝を申し上げます。
 さて、認証より57年、そして創立からは還暦を迎える2017年度倶知安青年会議所は、新たな第一歩を踏み出すスローガンとして、

『 勇 猛 精 進   ~分かち合う想い、次代へと紡ぐために~ 』

と掲げさせて頂きました。
 2017年度倶知安青年会議所は入会2年以下の会員が約半数を占めます。そして、青年会議所には役職の単年度制という会の活性化促進のルールがあります。近年、入会して間もない会員が理事役員を務める傾向にある現状だからこそ、会員一人ひとりが地域の未来を担う豪傑として今まで以上に奮起し、次代を担う者たちが織り成す物語の紡ぎ手とならなければなりません。
 【勇 猛 精 進】雄々しく、気高く、勇ましく、積極的且つ精力的に前へ猛進するという前方へのベクトルが縦糸となり、また会員同士の相互理解、地域住民との意識共有という分かち合いの精神が側らへのベクトルを展開し横糸となり、この双方向への糸が幾多にも重なり交わることにより強固且つ広大な生地を織り成すことで、倶知安青年会議所のガバナンスの強化につながります。そして、標榜する青年会議所普遍の指針『明るい豊かな社会の創造』に向け、未来永劫に亘り地域を照らす灯を次代へと紡いで行くという信念のもと活動してまいります。
 まちづくり-地域の現状と温故知新-
 グラン・ヒラフスキー場を構える倶知安町山田地区のリゾート開発は年々留まることを知らず、町単位においては年間宿泊者数が全道一位、国籍によっては札幌市よりも宿泊延べ数が多い現状にあります。それに拍車を掛けるかの如く、北海道新幹線の延伸や高規格道路の工事着工等、観光面において非常に明るい展望を持つまちであります。また、第三次産業は年々増加の傾向にあり、第三次産業が栄える地ほど経済が発展し、第一次・第二次産業へと波及することから経済学的にも好循環を齎しています。そして、人口は平成28年10月26日発表の国勢調査において、平成27年の確報値が15,018人となっていますが、毎年の転出入者の合計値は全体の15%近くにまで達していることから、住民の入れ替わりが激しい傾向にあります。さらに、民間企業の支店、営業所、店舗などが集中し、行政の中心地としての役割も備え、近隣の町村から働き手が行き交うまちでもあります。人の交錯が過多だからこそ、このまちに当然の様に現存する風習の起源を、現住する若年層へ向けて正しく継承し続ける必要があり、郷土に対して地域住民の愛郷心と来訪する人々の愛着心の醸成から新たなイノベーションを見出し、まちの誇れる文化風習の再興を次代へと紡いで行かなければなりません。
 このまちを故郷とする会員同士が、幼少期の学校外での体験を談笑しているのを耳にする時に、自分には持ち合わせていない感性を感じ、まちづくりへの大きな光明を見出すことがあります。この感性を具象化し、温故知新のもと子供たちのまちに対する愛郷心の醸成と継承を行うことは我々青年の責務であります。このまちで生まれ育っていない私が今やこのまちを心から誇りに思うように、住民や来訪者がまちの特色や美点を分かち合い、そして誇りに感じるような変革を促すまちづくりに邁進します。そして振興の地倶知安町山田地区も含め、多くの地域住民と共にこのまちの未来と価値観を分かち合い、協働関係の構築から未来へ向けて輝き放つまちづくりに精励します。
 ひとづくり-戮力協心から他を慮る道徳心の醸成-
 人の成長とはいつ止まるものでしょうか。人格面でいうのであればこれは一生止まることを知らないと思います。どんなに歳を重ね、どんな偉業を成し遂げても、どんなに人に称賛されても、成長の限界点というものは存在しないのではないでしょうか。そして成長を止めるのは自分ですが、成長を決めるのは他人です。そのような中、個の成長を促すための活動の原動力とは会員によって異なるものと思います。ある人は自己研鑚のため、またある人は愛する家族が誇れるまちを創造するため、あるいは志を同じくする仲間を助け支えるため、しかしどのような原動力であっても活動による個の成長がやがて地域のためへとつながっていくのではないでしょうか。自身の修練が必ず誰かのためへと結びつき、例え目に見える実益がなくとも、信念という種は流した汗水によって芽吹き、必ず大きな実りとなって自身のもとへと還ってきます。そして私は、その過程で会員にもし辛い思いが伴ったとしても笑顔で活動することが大前提になると思います。何故なら自身が笑顔になれない人間が家族や地域を笑顔にすることは絶対に不可能だからです。自身が笑顔であれば家族が笑顔に、そして地域が笑顔に彩り、笑顔溢れる未来の創造につながるものと確信しています。
 まず、私は対内、対外に共通して、縁起から他を慮ることを示す分かち合いの精神の醸成が、個々の指導力開発というひとづくりに必要な要因を含有していると思います。そして、対外に向けては市街地だけに留まらず羊蹄山麓全域という視野を持って、また地域住民や諸団体と老若男女の隔たりなく輝くまちの未来像を思い描くという構想の共有から、さらなる協働関係の構築に加え、相互が多角的な価値観を習得することで個々の資質向上と人間力の形成につなげます。さらに、対内として今一度、会員一人ひとりに入会が起因による出会いや一期一会の瞬間を重んじる「縁(えん)」の尊さを見つめて頂き、常に心に留め活動することで相互理解力と団結力を高めることを重要視します。距離を持ち一人で燻って「煙(えん)」とならないよう、会員間の温度差をその熱き想いにより融和させ、一人ひとりの大志という名の灯が重なり合って「炎(えん)」となり煌き燃え盛るように。そのように光輝く魅力的な青年会議所の形成から、地域の青年経済人が共に活動してみたいと感じる運動を展開し、積極的な会員拡大につなげることに精励します。
 積極的な情報発信による広報活動-JCの価値を高める-
 近年、情報伝達の速度は格段に進化しております。我々は電子機器が普及した時代に生を受けたこの現代における青年層だからこそ、誰よりもこの技術の進化に調和していく必要があると同時に、利便さに捕らわれることなくそのデメリットまでを見据えた対応が求められます。だからこそ偏見を生じさせない情報発信と、禍根を残さない情報共有に神経を張り巡らせる必要があります。HPやSNSを用いた地域へ向けての反復的な情報発信は必要不可欠ですが、何よりの広報活動は地域諸団体からの動員要求に際し、多くの会員で参画する姿を見せることと思います。だからこそ会員間の正確な情報共有のためのネットワークの構築、そして会員同士の日常生活に伴う活動環境を分かち合う相互理解が、効率的な地域貢献を創出することにつながります。そして、魅力的な運動の発信が会員拡大につながることから、倶知安青年会議所の魅力をふんだんなく発信し、その価値を高める活動の展開を見据えて行動することに精励します。
 結びに
   「報 恩 謝 徳」

 この心構えは天寿を全うするまで心に持続すべき精神です。だからこそ一人ひとりが生涯残るこの精神を青年の内から高めていきましょう。

 誰かと出会えたから得ることのできた「安」らぎと、
 誰かと出会うことのきっかけとなった「因」果と、
 誰かとの出会いを定められた必然的な「運」命と、
 誰かと出会うことでつながりを得た結「縁」と、
 誰かと出会えたことに心から感謝する「恩」義を胸に、
 会員同士から、会員同志となるために、
 志をひとつにして真に私「たち」と言えます。
 だから私たち会員は一丸となってこの言葉を叫びます。

 地域を変えるのはオレ「たち」だ!!と





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